~大志side~

集会を行った翌日から、さっそく俺は動いていた。


赤旗のチームマークはすでにわかっているし、それに注意するようには言ってある。


だから、今度は赤旗へ警告を送るのだ。


といっても、赤旗の本体はまだ何もつかめていない。


アジトがどこにあるのかも、わからない。


だから、少し遠まわしかもしれないけれど、メディア関係を利用するつもりだった。


幸い、力耶の父親がライブ会場の経営者ということで、メディア関係の人間ともつながりを持っていた。