なんだかんだ言って、目をつむってくれている親には感謝しないとな。


「何時に迎えにいけばいいの?」


「集会は2時間ほどで終わると思う」


「そう。それで……千沙ちゃんとは会えた?」


「……あぁ。会えたよ」


俺はそう答え、顔の赤くなった千沙を思い出していた。


本当、なんだったんだろうな、あいつ……。