でも……。


赤旗の新しい情報か……。


最近、赤旗の動きが妙に活発になってきている。


大人しくしていたのは、やっぱり俺たちの油断させるためだったのか。


俺が入院している間に、どれほど赤旗がこの地区をあらしたのか、わからない。


けれど、力耶と強。


それに、他のメンバーたちも頑張ってくれていたんだ。


「今度は、俺の仕返しの番だ」


そう呟き、俺は携帯電話を握りしめた。