~力耶side~

公園内が騒がしくなり始めて数分後。


計算通り、公園の前を通って病院へ向かおうとしていた赤旗の前へ立ちはだかる。


不意を食らった相手はどよめいていたが、すぐに手に持っている武器をかまえた。


バタフライナイフや鉄パイプ。


十数人の男が税イン武器を持っている。


こんなに大勢で、武器まで使ってけが人を襲う気だったのか。


「こんな奴らに負けるわけがねぇ」


強が、ふんっと鼻をならして言った。


「あぁ、そうだな」


俺も、同感だ。