言いよってくる女を断らないだけだっつうんだよ。


イライラした俺はアツシの質問に答えず、アツシの頭をひっぱたいた。


「いてっ! なに、すんだよ」


「うるせぇ」


そうこうしている間に、一部のメンバーたちがざわめき始めた。


「どうやら、来たようだな」


力耶が、バキバキと指を鳴らす。


「あぁ」


俺はうなづき、袋からバッドを取り出した……。