俺はあきれ果ててため息をついた。


どこまで卑劣なやつらなんだ。


《あぁ。他にも動けるメンバーたちには連絡を入れてある。病院の近くに公園があるから、夜そこに集合だ》


「わかった。お前は休んでろよ?」


《あ?……あぁ》


曖昧にうなづく大志。


おおよそ、病院を抜け出して参加するつもりでいたんだろう。


でも、完全に治ってないヤツに出てこられたら、こっちは迷惑なだけだ。