「そうです。弱っている浜中さんを集団で襲い、再起不能にする気なんです。それは、いくらなんでも許せなくて……!」


俺はカナタの言葉に顔をしかめた。


どこまでもゲスな野郎どもだ。


院内で乱闘なんて、前代未聞だぞ?


「カナタ」


「は、はい」


「俺は、もう1度お前を信じる」


「浜中さん……」