~千沙side~

常に恋羽と共に行動する生活が続いていたある日、2人で帰ろうとすると校門の前に力耶と強の姿があった。


イカツイイケメン2人組が校門で誰かを待っているということで、周囲の女子生徒たちはキャァキャァ黄色い声をあげている。


その女子の集団をかきわけて、ようやく2人の前まで行くと、「2人とも、どうしたの?」と、聞いた。


こんなところに2人でくるなんて、今までなかったことだ。


「お前を迎えに来た」


力耶がそう言った。


「あたしを迎えに?」