大志は、いつでも仲間の事を考えて行動している。


小さな喧嘩の時は遠くから見守っているけれど、大きな乱闘になると先頭きって立ち向かう。


そういうやり方をしているから、仲間から信頼されているんだ。


「できたっ」


最後の1つを編み上げて、あたしはふぅと息を吐き出した。


これが、大志たちの腕につくんだ。


そう思うとうれしくて、思わず顔がにやけてしまったのだった。