「いいじゃん、行こうよ!」


「仕方ないなぁ」


恋羽は、あたしがどこか落ち込んでいると感じているようで、色々な場所に一緒にいくようになった。


たしかに、あたしにとってもいい気分転換になっている。


時折振り向いて、少し心配そうな表情を見せる恋羽。


そんな時は、本当の事を伝えられたらいいのになと、思ったりもする。