「待って!!」


あたしは咄嗟に、今日の腕にしがみついてそれを制止していた。


「おい、離せよ!」


「離さない!!」


「お前は足手まといなんだよ! 力もない、知恵もない、おまけに無自覚! そんな奴の面倒みながら集会なんて、できねぇだろうが!!」


キョウが、あたしの体を突き飛ばした。


勢いでそのまま尻もちをつくあたし。