「本気かよ……」


俺は、思わずそうつぶやいていた。


女子供を巻き込むなんて、信じられない。


普通じゃない。


それに、一般人にしか見えない連中が街に入ってきても、俺たちは気づくことがきないだろう。


ここまでするなんて、用意周到だな。


「……赤旗に通常のやり方が通用しないことはわかった。ありがとうな、カナタ」