「あぁ……いるよ。でも、みんな表だっては言えないんだ……」


「どうしてだ? あまりチームが大きくなりすぎて、仲間割れが怖いからか?」


「そんなんじゃねぇよ……」


「なら、どうしてだ?」


「それは……言えねぇ……今度こそ、殺されちまう……」


恐怖で顔を青く染めて、男は震えながらそう言ったのだった。