直樹が呆れて顔をしかめた 「そりゃ、私達特殊部隊の間では紅の魔人なんてただの噂か人とは掛け離れた化物兵器だって言われてましたから〜。」 「笑顔で凄いこと暴露してるな。」 俺は思わずそうつっこんでしまった もしかしなくても、彼女は恐ろしいほど天然なのかもしれない こんな補佐官で大丈夫なのか…? 「着きましたよ〜。」ガチャリと雲母が重い扉を開ける すぐに、眩しい光が目に入って来た 扉の先は、城の外 そこには、たくさんのお墓が建っていた 「ここは…。」 「兵士達の墓地です〜。」