そこから、反対側の所では 「クソ、霧で前が見えない…!」 突如辺りに発生した霧 おかげで周りの状況が確認出来ない 更に、他の部隊が何故か敵に殺られている 何故だ…奴等の戦力は殆ど残っていない筈… たかが『魔法』ごときに、我々の技術が遅れをとるなど…! 「戦場で考え事とは、余裕じゃねぇか?」 そんな声が聞こえた時だった 身体中から、いきなり血が噴き出たのだ 「ぐわぁぁ!」