途中まで回想していると、久保先輩が勢い良くこちらに向かって走って来る。
「久保先輩っ!」
途端に私の顔の筋肉がフニャ~~~ッと緩むのが分かった。
「先生に捕まっちゃっててさ……大分待っただろう?ごめんな」
「いえ、大丈夫です!全然待ってませんから」
ハァハァ息を切らして私の真ん前で立ち止まった先輩に、ニッコリ笑いかける私。
すると先輩もフッと口元を上げて、私に左手を差し出した。
「じゃあ、帰ろっか?唯二」
「ハイ」
――――久保先輩に告白されたのは
2学期が始まって1週間が経った時だった。
「久保先輩っ!」
途端に私の顔の筋肉がフニャ~~~ッと緩むのが分かった。
「先生に捕まっちゃっててさ……大分待っただろう?ごめんな」
「いえ、大丈夫です!全然待ってませんから」
ハァハァ息を切らして私の真ん前で立ち止まった先輩に、ニッコリ笑いかける私。
すると先輩もフッと口元を上げて、私に左手を差し出した。
「じゃあ、帰ろっか?唯二」
「ハイ」
――――久保先輩に告白されたのは
2学期が始まって1週間が経った時だった。



