【短】Snow Ring

でもあのキラキラした優しい笑顔を見た瞬間、心臓のドキドキがいつもよりずっと増して、頬がポーーーッと熱くなって………


『決めた!私陸上部入る!』


『『『えええっ!?唯二が陸上部!?』』』


のんびりしてて美術部や吹奏楽部とかが似合いそうだと言われていた私が陸上部に入ると決めた時は、皆驚いていた。


私だって運動はあんまり得意じゃないし、やっていけるか不安だった。


だけど先輩は2年、私は1年と学年が違うから、少しでも先輩とお近づきになりたかったの。


『お疲れ小鳥遊。今日も頑張ってたな』


『あ、お疲れ様です…!』