雪が舞う12月の寒空の下でも、先輩に指輪を渡され、嬉し過ぎる言葉を言われ、寒さなんて微塵も感じていなかった私の体を、先輩の大きな体が包み込んで更に温かさが増す。
「良かった……もうちょっと経ったら、もう1回ちゃんと言うから」
「久、保先輩………あんまり泣かせないで下さい……」
「フッ……ごめんごめん」
先輩が髪を上から下まで撫でて、春だったら眠ってしまいそうな程心地よかった。
私…授業が終わってからすぐには会えないとか、学年が違う事にちょっとだけ不満があっただけで……それ以外は、全く問題無かった。
「良かった……もうちょっと経ったら、もう1回ちゃんと言うから」
「久、保先輩………あんまり泣かせないで下さい……」
「フッ……ごめんごめん」
先輩が髪を上から下まで撫でて、春だったら眠ってしまいそうな程心地よかった。
私…授業が終わってからすぐには会えないとか、学年が違う事にちょっとだけ不満があっただけで……それ以外は、全く問題無かった。



