「コレの他に色々デザインあったんだけど、冬生まれで雪みたいな唯二には、コレがピッタリだと思ったんだ。ホント……気に入ってくれて良かった」
何とも言えない優しい眼差しを与えてくれる久保先輩に、カァッと頬が熱くなる。
「せ、先輩、褒め過ぎです………」
恥ずかしくって思わず俯くと、先輩は次は私の左手を手に取った。
ふぇ……?何?
俯いていた顔を上げると、まだ熱を帯びている頬を、本物の雪がチラチラと掠めた。
先輩の長い指が、私の左手の薬指を指し示す。
「将来は……こっち側にもっと立派なの贈るから、待ってて?」
何とも言えない優しい眼差しを与えてくれる久保先輩に、カァッと頬が熱くなる。
「せ、先輩、褒め過ぎです………」
恥ずかしくって思わず俯くと、先輩は次は私の左手を手に取った。
ふぇ……?何?
俯いていた顔を上げると、まだ熱を帯びている頬を、本物の雪がチラチラと掠めた。
先輩の長い指が、私の左手の薬指を指し示す。
「将来は……こっち側にもっと立派なの贈るから、待ってて?」



