【短】Snow Ring

私個人としてはのんびり穏やかな恋愛がしたかったんだけど、久保先輩の新たな一面にビックリ。


でもやっぱり先輩は優しくて、別れたいと思った事なんて1度も無い。


久保先輩は……私の大切な人だから――――…


「送ってくれてありがとうございました、久保先輩」


「いいよ。いつもの事じゃん」


小鳥遊家に着き、私と先輩は暫く家の前で立ち話。


学校を出た時から降っていた雪は、微かに道路を白く染めるまで積もっていた。


いつもならもっと長くお話するんだけど、早くお家に帰してあげないと、久保先輩風邪引いちゃうよね?