誰かに見られてウワサになるのを恐れ、真っ赤になったり真っ青になったりを繰り返す私は、その間も先輩に抱き寄せられたまま校門を出る。
「久、久保先輩、人の話聞いてますか!?」
学校の敷地外に出てしまってパニックがMAXになってやや強めに訴えると、久保先輩はようやく私を見てくれた。
「んーー…お前の願いは叶えてやりたいけど、却下。唯二に寒い思いはさせられない」
「えええっ!?」
「ホラホラ、雪強くなってきたし、早く帰るぞ」
そ、そんなぁ……!
私は先輩と手を繋ぐだけで、充分暖かい気持ちになるのに………!!
「久、久保先輩、人の話聞いてますか!?」
学校の敷地外に出てしまってパニックがMAXになってやや強めに訴えると、久保先輩はようやく私を見てくれた。
「んーー…お前の願いは叶えてやりたいけど、却下。唯二に寒い思いはさせられない」
「えええっ!?」
「ホラホラ、雪強くなってきたし、早く帰るぞ」
そ、そんなぁ……!
私は先輩と手を繋ぐだけで、充分暖かい気持ちになるのに………!!



