隆文は 脱いでいた服を着る。
凛は脱がされた体で 布団に身を隠した。
隆文が 「ごちそうさまぁ、処女やったんや。 なかなか 気持ち良かったでぇ」 そう言うと 部屋を出た。

凛は 「夢だ、夢なんだ」と 自分に言い聞かせた。
そう思うことでしか 自分を救えないと思ったから…。

しばらくして 玄関から「ただいまぁ」と 里恵の声が 聞こえた。

凛は このことを 里恵には 言えないでいた…。