「国語の川村先生から聞いたわ どうして言ってくれないの!!」 怒鳴るかのように 田村が凛を叱る。
「私が助けてって 誰かに言ったところで 何か変わるんですか!?」

「何かが 変わるように 全力で生徒を守るのが 私の役目よ!! 何も変わらないなんて 決めつけないで!!」 田村は言った。

溢れる涙を 止められず 凛は保健室に連れて行かれた。