どのくらい時間が経ったのかは 分からない。

チャイムが鳴り響くのを 繰り返し聞いていた。

涙がようやく止まり 手すりの下を眺めた。

数十メートル下は コンクリート。
凛は 手すりに足を掛ける。

「もう 誰も責めなくていい… 私が居なくなれば 良恵、遥、絵美も 私を憎まなくてすむ…」

手すりから 手を話そうとした その時だった…!!