あなたを愛した証








その日の夜、蓮くんが迎えに来てくれて
ある居酒屋に入った。




「こんばんわ」





挨拶すると男の人2人が座ってた。






「こんばんわ。結愛ちゃんだよね?」





「はい。」






「俺は尾崎 雄貴(オザキ ユウキ)。ちなみに24歳ね」





「あ、あたしは結愛です。18歳です(笑)」




「結愛ちゃんの話は蓮と梨花ちゃんから聞いてるよー!敬語は無しで!」





ユウキと名乗ったひとは、なんとゆうか…チャラそうな感じ。
顔も整ってて、てか2人とも整ってるけど。
喋り方ってゆうか、ノリってゆうか、なんかとりあえずチャラそう。




たぶん、女に困ることなかったんだろうなーって思うようかルックスと性格。






「あ、コイツは佐倉 真吾(サクラ シンゴ)。俺とタメの24だけど、人見知り激しくてあんま話さんと思うけど悪い奴じゃないから。ちなみに俺の親友」





「初めまして…」





そう聞こえるか聞こえないかくらいの声で話すシンゴさん。





シンゴさんも顔はめっちゃいい。
このひとも女に困ったことないようかルックスだけど、なんかあたしは苦手。
基本的にテンションが高くて初めてのひとでも仲良くなってしまうから、こんな風に自らカベを作ってしまうようなひとはあんまり好きじゃない。






タイプでいうと、完全にユウキくん。






そもそも、2人とも初めてなのに呼び方はユウキくんは「ユウキくん」、
シンゴさんは「シンゴさん」だもん。




ユウキくんはひとを取り込む力があるような気がする。