なんだか、幸せ…
恋なんて初めてで…
まだドキドキするー。

「月姫…」
「おじい様…?」
「帝様に無礼はなかったか?」
「はい。」
多分…
「なら、良い。」



「かぐや姫様ー!」
「え⁉︎な、何?どうしたの。」
「帝様が…おいでです!」
「帝様が…⁉︎今、行きます。」
「はい…」


「月姫…」
月姫…じゃなーい!
なんでここにいるわけー⁉︎
…月姫、落ち着くのよ。
みんなが見ているわ。
おしとやかに、華麗に…



「帝様…?今日は、わざわざどのような御用件で?」
「ほお…昨日の命令は忘れてしまったかな?」
うう…むかつくわ。
「このような、みながいるところで従う命令ではないかと。」
「なるほど?そーか。帝の命令に従わないと?そーか。」
「⁉︎月姫‼︎帝様の命に従わぬとは、どういうことだ⁉︎」
青葉め…
「違うのです。帝様の言う命令は、改まらるなということなのです。」
「なんと!それは、無礼にあたります。
その命は、お考え直しくださいませ。」
「いやだ。」
はあ⁉︎子どもか‼︎
「帝様…」
「私の命令は絶対だぞ。」


「承知しました。」
ええ⁉︎
承知しないでよ〜。
おじい様…
「よろしい。」
青葉は満足そうな表情。
くっそ〜…

一応姫なのに言葉使いが悪い事は気にしないで。
心の中だけだから。
「今日は、何の用?」
「ん?用はない。」
「はい⁉︎」
「ただ…月姫に会いたくて来た。」
ドキッ
「どーした?顔が赤いぞ?」
なんなの、あの意地悪な笑顔は⁉︎
子どもだなー。ホント。
「なんでも、ない!」