青葉に嫌われるには、どうすればいいかな?

まあ、それは後でいいか…

まず、青葉と出会ったあの場所に行こうかな。
私の能力であの場所をステキにしよう!
青葉への贈り物として…
もし、青葉があの場所へ行くことがあったら。だけど。
文もそこに置いておこう。

おじい様たちには、どうしよう?

文と…

私と陽姫の能力で出来ること…

植物能力と氷結能力で…

ふふふ。
いい事思いついたー!

まずは、青葉に…
【青葉へ
青葉に会ってしまうと、離れるのが余計に辛くなってしまうから…
黙って行ってしまう事をお許し下さい。青葉…愛しています。
あなたと過ごした時間はほんの少しだったけど、私は一生分の幸せをもらった気持ちです。
この場所は、私の大好きな場所。
大切な場所。
この場所がいつまでも残っているといいな。生まれ変われたら、その場所に行って青葉に会えたら…


青葉…私の事は、忘れて下さい。
でも、もし生まれ変われたら私を思い出して下さい。
約束だからね。

青葉の幸せを1番に祈っています。

月姫】

よし。
これでいいか。

後は…あの場所に…






やっぱり、素敵な場所だな…

よし、まずは植物能力で…

ポインセチアを咲かせましょ。
花言葉は、
あなたの幸せを祈る

それで…後は…

カラフルな花をたくさん…


「よし!出来た!後は…文をここに置いて…」

出来たー!
この景色が100年先、1000年先もずっと変わらずにいますように。
願いを込めて…

よし!帰ろう。

次はおじい様たちの贈り物…




「陽姫ー!」
「どうしたの?月姫…」
「ちょっと私の作戦、聞いて?」
「うん。」


「…どう?」
「うん!すごく、良いと思う!」
「よし!じゃあ、早速…」
「待って。顔色が悪いから、休んだ方がいいよ。…能力、使ったでしょ。」
「…使った。」
「続けて能力使うと、倒れちゃうから。明日にしよ。」
「…うん。」



ヤバイ…力、使いすぎたかも。
力が入らない…
気分が悪い…



「月姫!起きて!」
「うー…ん」
「起きて!」
「おはよー…あれ?」
「どうしたの?」
「ううん…」

昨日、力入らなかったし、気分が悪かったのに…もう良くなってる。

これも、地球人でない証拠…

そういえば、生まれて病気になった事がない。

「月姫!準備に行こう!」
「うん!」

私たちはお互いに明るく過ごしているけれど、
本当は怖い…
陽姫もそう思ってるはず。
双子だから分かる。

ただ、今落ち込んだり、泣いたりしても運命は変わらない。

だから、無理をしてでも明るくいた方が良い。

周りの人に迷惑も心配かけないし。



「ふー!終わったー!」
「疲れたね…」
「うん…もう、動けない。」

ついに、明日…

月と太陽が交わりし時…

迎えがやってくる。