奏「私達のお父さんが、高校の頃の友人で何でも相談しやすい仲だったんだよ。結局、脅迫状はイタズラだったみたいだけど。」
智「らしいな。まぁ俺らは奏と遊んでたって記憶しかないから実際分かんないけど。
まぁ、つまりコネっていうのは、俺の親父に頼んで監視カメラ借りるんだよ。理解したか?」
頷く千尋とたまえにヨシッと智也も頷くと今度は壁に掛けていた奏の制服のボタンを一つ取る。
孝「智也、何してるの?」
智「証拠はいくつあってもいいだろう。これに隠しカメラ仕掛けとくから。もし誰も傍に居なくて奏が襲われてもその犯人は録画出来るぜ。」
不敵に笑い智也はそれをポケットに仕舞った。
た「智也がこのまま犯罪者にならないと良いなぁ…」
なんだか遠い目になりながらたまえが呟くと千尋と伸が無言で頷く。
智「失礼な!俺、これでも警察官目指してんだぜ?」
全「……それって智也が犯人捕まえるときって、犯人より凶悪な顔してそうだよな/ね。」
智「オイコラふざけんなよ、てめぇら。」
全員の突っ込みに智也の顔に青筋が浮かんでいるため彼らの言い分は多分、将来的に当たるだろう。
奏「フフッ、智くんが警察官なら頼もしいよね♪」
智「奏はいい子だなぁ!お前らもこれくらい普通に思えないもんかね。」
春・千「智也の将来に不安しか感じない。」
伸・た「職権濫用してそうだ。」
孝「まぁ、否定出来ない、かな?」
五人それぞれ言いたい放題だ。


