た「親父のコネって、アンタのお父さんなにしてんの?」
千「そういえば僕も知らない。というか、君達の家って全員何してる人な訳?」
それに皆が顔を見合わせる。
智「俺んちは要人警護、つまりSPの隊長さん。」
春「俺の親父は智也の親父さんの部下。」
孝「警視総監?」
奏「絢ちゃんのお父さんは臣くんのお父さんの直属の部下だよ。」
伸「そういやお前ら最初の出会いって奏の家のパーティーに脅迫状が来たから警察とSPを呼んだからなんだよな?日暮夫婦に子供がいるからって自分達の子供も一緒に連れていって遊んでたって聞いたことある。」
思い出したように伸が言うと二人は再び目を見開く。
千「Σえっ!?ι仕事だよねそれ!?ι子供連れてくとか有り!?ι」
た「つか、なにそれアンタらお坊っちゃんな訳!?」
智・春・孝「いや普通」
伸「じゃないからな。お前ら普通に金持ちのお坊っちゃんだから。」
呆れたように伸が突っ込む。どうやら彼らは自分達を普通だと思っているようだが、第一に普通の高校生は鉄板もスタンガンも催涙スプレーも簡単には手に入らないという常識が無いようだ。


