奏「臣くーん、寝ちゃあ駄目だよ?ιι午後の授業どうすんの?ι」
孝「ん?ん~…教室…戻る…」
ふわぁぁと欠伸をしてフラフラと立ち上がると教室を出ていこうとし、ふと立ち止まった。
奏「臣くん?」
孝「ん、なんか、足んない。あ、そっか。」
くるっと振り向き奏は面食らう。
そして
ムギュ
奏「Σはふぃ!?///ι」
千「あっ!ずっるい!!(怒)」
た「た、孝臣はまたぁ!!(怒)」
振り向くと同時にまたもや抱き締められ、変な奇声を上げる奏とそんな孝臣に怒る千尋とたまえ。
それを気にしない孝臣はスーッと奏の匂いを吸い込みスリスリと懐く。
孝「午後の分の、充電?ちょっとだけ我慢、ね?」
奏(ね?っていやいやいや、待って何それ!いつから臣くんは充電式になった訳!?ιι)
プチパニックに陥るも、彼の言う通りに我慢して固まる。
時間にして1分経ったとき、孝臣はそっと奏を解放した。
孝「ん、有難う奏。」
奏「ど、どういたしまして?ι」
満足そうに笑うと孝臣はバイバイっと手を振り自分の教室に帰っていく。
千「あっ!こら孝臣!
もぅ、自分だけ抱き締めてさっさと帰るんだから。奏、おいで♪」
奏「へ?ちーちゃん!?ιι」
ムギュっと千尋も奏を抱き締めると後ろからはたまえがくっつく。
た「もー!二人とも許可なく抱き締めたら、駄目って言ってんのに!!」
千「たまえもくっついてるじゃん。奏の許可なくさ?」
た「私は良いの!女の子同士だから!!」
千「何それずっるーい!!奏、気を付けてね?女の子だって時には変態になるんだから!」
た「あら心外よちーちゃん!?私は可愛い可愛い奏を愛でてるだけ。奏、いくら幼馴染みでも、男は男!!油断してたら食べられるんだからね!」
奏「えっ?えっ、ちょっと二人とも!?ιι」
ヒートアップする二人の争い(?)にわたわたする奏をクラスメートは同情の眼差しで見詰めていた。
だが、見詰めるだけで助けない。
(だって慌てる奏/日暮が可愛いもん!!)
…というのがこのクラスの言い分。
そんな二人の争い(?)は先生が来るまで続いた。


