伸「慣れてるな。」
千「お陰様で。」
感心したように伸が言えば、それとは対称的にげんなりとする千尋。
まぁ、このやりとりが日常化されているので、それを懲りずに繰り返す二人から奏を救うのも飽き飽きするのは仕方がないだろう。
智「一先ず、俺らは一旦帰るわ。夜にちょっとまた来るから奏も居ろよな。」
春「ん?何で?俺も来る?」
智「いや、別にいなくてもいいけど。あ、いややっぱり来い。学校に監視カメラ仕掛けるから。」
さらりと言い放った言葉に目を見開くのはたまえと千尋。
た「Σハァ!?ιアンタ監視カメラってそんな高校生がホイホイと仕掛けられるの!?ι」
千「智也、何かホントに君の将来が心配になってきたよ。ι」
そんな二人に智也は逆に不思議そうだ。
智「そっかぁ?まぁ親父のコネだがな。」
軽い口調で事も無げに言う智也に千尋とたまえは首を傾げる。


