四つ葉のクローバー 幸福は誰の手に



春「よっ奏。いや~偶然だよな?たまたま俺達も出掛けててよ。お前ら見掛けたから声かけようかと思ったら…」


智「絢之、いつからお前は抜け駆けなんて覚えたのかな?奏とデートなんてお前には100年はえーよこのバカ。」


絢「痛っ!バカ痛いってー!ιι肩と頭に指食い込んでるからー!!ι」


何やら絢ちゃんの肩と頭を智くんと春くんの手が凄い力で掴んでるように見える。


孝「奏、こっちおいで。」


奏「えっ?あっ、うん。」


臣くんに手招きされて絢ちゃん達を気にしながらもそちらに行くといつもの如く抱き締められる。


ムギュ


春・智・絢「Σあっ!孝臣/オミてめぇ!!(怒)」


奏「? 臣くん?」


孝「奏は、絢之とデート、したいの?」


奏「? ん~二人っきりっていうのは何か抵抗あるけど、別に絢ちゃんと出掛けるのは嫌じゃないよ?」


孝「……ふーん。じゃあ奏、奏は誰となら、デートするの?……伸さん?」


ピクリと肩が揺れる。


奏「何で……伸ちゃん…なの?」


智「そうだ!それといつまで抱き付いてやがんだバカオミ!」


グイッと臣くんを引き剥がす智くん。


孝「ちょっと智也、何すんの?」


ちょっと怒ったように臣くんが智くんを見る。