四つ葉のクローバー 幸福は誰の手に



た「春って、アンタの他の幼馴染みのことだっけ?私、まだ見たことないや。」


孝「会えば多分、神崎とも気が合うよ。俺が言うのもなんだけど、癖の強い子達で、見ていて飽きない。」


奏「そうだね。ちーちゃんが仲良く出来たようにたまちゃんも絶対に仲良くなれると思うな!」


お弁当を片付けながら他の幼馴染みを想う。


奏(ちーちゃんとは臣くんがこの学園に入った年に会ったんだよね。臣くんが紹介したい子がいるって言うから春くん達、恋人が出来たのか!?って騒いでたなぁ。
そういえば、私がここに入ってから余り会えてないなぁ。久しぶりに皆に会いたいけど…)


孝「奏は先に写真、撮ってからおいでよ。俺も付き合うから。」


奏「Σえっ!?わ、私、口に出してた?ι」


行くとは一言も言ってないのに臣くんは私が行くと確信した声で言うので驚いた。それも写真も撮りたいと分かっているように言うので尚更びっくりだ。


孝「? 行きたそうな顔、してたから。でも写真も撮りたいんでしょ?」


奏「臣くんエスパーみたい!」


素直に感動していると優しい手付きで頭を撫でてくれた。