奏「絢ちゃん、さっきの人ってもしかしてプロデューサー?」


絢「おう。若いけど今注目されてるプロデューサーだよ。この企画もあの人がめっちゃくちゃ乗り気だから社長と意気投合してな。」


た「ふーん、何か格好いいわねあーゆー女の人って。」


?「スミマセン、こっちの準備出来たんで斉藤さん入ってくださーい。」


奏・孝・絢・千「Σ!!!」


ビシリと奏、孝臣、絢之、千尋は固まる。


聞き覚えのある、いやありすぎるその声に四人は息をするのも忘れてしまった。


ミ「あっ、はい!よろしくお願いします海堂さん!」


聞き覚えのある声と斉藤が呼んだ『海堂』


恐る恐る振り返るとそこには記憶よりほんの少し哀愁が漂っている会いたくて仕方なかった人…


奏「う……そ…でしょ…」


た「誰?奏の知ってる人?」


孝「ちょっと、絢之は知ってたの?(ヒソ)」


絢「んな訳ねぇーだろ!ι(ヒソ)」


千「絢之、声小さくても顔ヤバイ。キャラ壊れるよ。
お久しぶりですね?伸さん?」


驚きのあまりなかなか再起動しない三人に変わり表面上はにこやかに挨拶する千尋。


だが、あくまでも表面上は、だ。千尋の目は恐いくらい冷たい眼をしていた。