奏「なんか絢ちゃん迎えに来てくれるみたい。ここで待っててって!」


千「迎えに?…って事は、どっち?」


孝「…あっち?」


た「何だその会話。」


千尋と孝臣の要領を得ない会話に突っ込むたまえ。


奏「多分、あっちかな。もうセットしてるみたいに後ろ慌ただしい感じの音していたし。」


孝「絢之の用事って、仕事関係?」


千「えっ、まっさか~…ね?」


困ったように千尋がたまえに同意を求めるが彼女は呆れたようにため息をついた。


た「いや、ね?じゃ無いよ。私が分かるわけないじゃん。ι」


そんな会話をしていると


絢「カナ!」


奏「あっ、絢ちゃん!」


絢之の呼ぶ声に反応して振り返るとたまえは見事に固まった。


た「Σハッ!?ιちょっ、ハッ!?ι」


絢「おっ!たまえじゃん!お前も来てたのか!」


ニコニコしながら近付いてきた人物に思わず後ずさる。


た「な、ななな、なな…!」


千「吃り過ぎだし!(笑)」


孝「…まぁ、そうなるよね。」


絢「あ~ん?そういやたまえには説明して無かったか?」


奏「フフッ♪たまちゃんビックリしたでしょ?」


ポリポリと頬を掻く絢之とその隣で楽しそうに笑う奏を交互に見て、たまえは必死に言葉を紡ぐ。