千「…ご心配無く。僕はたまえみたいな女性はタイプじゃ無いから君と正反対の女性を探すよ。(黒笑)」


た「あ~ら、こんないい女に見向きもしないなんてアンタ視力落ちたんじゃないの?(黒笑)」


千「僕は至って正常だよ。君の頭と違って。(怒)」


た「………(怒)」


奏「…………ιι(ガタブルガタブル)」


真っ黒い笑顔の応酬に、奏が堪らず震え始めた頃


孝「……何、してるの?」


階段の下で不思議そうに首を傾げる孝臣が声を掛ける。


奏「お、臣くん!!」


まさに奏にとって救世主というタイミングで孝臣が現れたため、ホッと安堵の表情を浮かべた。


孝「奏?
………二人とも、奏に何したの?」


奏に視線を向けた孝臣は少し彼女を見詰めると訝しげに千尋とたまえを見る。


その顔は確実に怒っていた。


千・た「Σ!?ι(やっべ!怒ってる!?ι)」


ぎょっとして慌てて手を振る二人。


た「な、何でも無いよ!ι」


千「そそ!何でも無いから!ιι」


孝「…ふーん?奏、ほらおいで。」


クイッと手を引きリビングに入る孝臣と奏にホッと安堵する二人だったが


孝「(ボソッ) 奏を悲しませたら…たとえ二人でも許さないから。」


千・た「Σ!?ιι」