四つ葉のクローバー 幸福は誰の手に



智『かなで、お前の父ちゃん母ちゃんは寝てるんじゃ無いんだよ。死んでんの!』


春『死んで?起きないのか?』


智『起きない!もう二度とな。』


絢『とも、お前もまたハッキリ言うな。』


奏『起きない…二度と…?かなで、ひとりぼっち?』


少年の言葉に不安げに眉を下げる少女に慌てて言う。


絢『いや、ママ達が多分話し合っておれらの、だれかの家に一緒に住むんだって昨日言ってたよ!』


?『悪いがそれは無いよ。日暮 奏ってお前か?』


その時、五人の前に目付きの悪い男の人が現れ少女、奏の名を呼ぶ。


奏『えっ…お兄ちゃんだれ?かなで、お兄ちゃんの事しらないよ?』


孝『変質者?』


伸『変質者って、どこで覚えやがったガキんちょ。』


智『俺が教えたー。俺頭良いから。』


ヒラヒラと手を挙げ笑う少年、智也に男、伸は眉を寄せた。