智「確かに。孝臣と絢之がコイツを一人にするなんて有り得ないのに。まぁすぐに来るだろう。それより、春!お前は今すぐ部屋に戻って問題を解いてこい!じゃねぇとお前の今日の飯はカップ麺にすっからな!?」


春「うげっ!?そりゃ勘弁して!!折角の智也の飯食えないなんて勿体なさすぎる!!ιι」


それにクスクス笑い春くんの背中を押しながら智くんの部屋に向かう。


奏「なら、頑張ってやらなくっちゃね?ほら、私が教えてあげるから。」


春「マジか!!奏だけが頼りだよ!智也なんか途中で投げ出すし、ちーちゃんなんか最初っから教える気無いんだもん!(泣)」


千「春の場合、10回教えてやっと1問解けるって感じだし面倒くさい。」


智「だな。」


これぞ返す言葉もない。


た「奏~ジュース持っていってあげるよ!リンゴでOK?」


奏「あ、うん!春くんはオレンジだから!」


春「おーさっすが奏!!分かってるねぇ!」


奏「そりゃ付き合い長いからね♪」


智「奏!春を甘やかさないでみっちりきっちりとそのちっせぇー脳ミソに叩き込んでやれよ!」


智くんに釘を刺され、ブーッと頬を膨らませる春くん。


千「ほーら膨れてないで頑張って来なさい。春くん♪」


春「ヘイヘイ。やってきますよー。」


奏「じゃあ後でね。」


パタンと智くんの部屋のドアを閉めて早速机を覗く。


奏「問題は……ここまでね?ほら、春くんも座って!」


春「おお。頼みます先生♪」


奏「はいはい。私でよければお教え致しましょう。どこが分からないの?」


クスクスとおどけて言えばにっこりと揺るぎない笑顔を浮かべられ少し嫌な予感。


春「全部!」


奏「…………やっぱり。ιι」


ふぅとため息を溢し、苦笑する。


奏「じゃあまずはこれの説明から。」