キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ると先生はさっさと教室を出ていって、教室内は昼休み独特の騒がしさが溢れる。
「かなで~お昼食べよ?」
ガタリと私の前に座るのは綺麗な赤茶色の髪を靡かせる美少女、親友の神崎 たまえちゃん。通称たまちゃん!
奏「あ、うん!
っていうか、たまちゃんさっきは起こそうとしてくれたんでしょ?ごめんね?気づかなくって…」
た「良いよ!それより珍しいね?アンタが授業中に寝るなんて初めてじゃん?」
奏「あ~う~ん、昨日写真の整理していて少しだけ寝不足だったからかな?ιι」
た「そなの?」
たまちゃんとはここ私立カラビア学園に入ってから寮の同室として仲良くしてもらって今では親友。
このカラビア学園は共学の寮がある学校で同じ敷地内に中等部、高等部と2つの棟に同じ敷地内で分かれている。私立ということもありこの学園の生徒の殆どが、中等部からの付き合いだ。
だが、私は高校からこの学園に入ったためたまちゃんはどこか私を妹のように扱い、わからないことがあれば聞いてねとよく言ってくれた。
そんな彼女は一度寝ると中々起きないので昨日私が何をして何時に寝たのかなんて分からないだろう。
た「アンタ本当に写真が好きよね。何?将来はカメラマンになりたいの?」
たまちゃんは購買で買ったサンドイッチを摘まみながら聞いてくる。
奏「写真は好きよ。だけど、まだ私は決めてないんだ。それに私達は今が一番悩む時期だからね。もっと一杯知って悩んで良いと思うの。」
私もお弁当を取り出し口をつける。
食堂に行ったり購買で買うのも良いが、ここは少し高いお値段なので自分でお弁当を作っている。たまちゃんの分も作ろうか?と言ったことがあるが「奏の負担になるから良いよ!」と頭を撫でてくれた。
た「そういやアンタはこの学園には何で入ったんだっけ?別に写真部が有名な訳じゃ無いし、進路相談の時煩くなかった?」
…確かに私立で有名なこのカラビア学園に進路希望を出したとき先生は少し唸っていた。偏差値もわりと高く、私は少しギリギリの範囲なのだから考え直さないかとしつこく言われていたのを押しきり私は無事にこの学園に入れたのだ。


