千「じゃあ僕たちはコンビニ寄ってから智也の家に行くか。」
た「ん?コンビニ寄るの?」
千「たまえさん、考えてもみなさいな。孝臣くんが食べ物が無くて平気な訳無いでしょ?春も集中力を少しでも切らすとそっちに飛び付くからね。」
餌、用意しないと。とちーちゃんが笑って言うのに対したまちゃん苦笑い。
た「あ~何か春くん達を知らないのに想像出来た自分がスゴーイ。ι」
そうこうしているうちに駅について電車に乗り込む。
私達の地元の最寄り駅は学園から1つ分の為、実際歩いても行ける距離なのだが余り時間を掛けるわけにはいかないので今日は電車で行く。
それから約5分くらい揺られると見馴れた地元が顔を出した。
奏「じゃあ私達はここで少し撮っていくから。」
駅に降り立つと早速私はカメラを構えた。
千「はいはーい気を付けてね。たまえのエスコートはしておくから。」
孝「ん、じゃあ後で。」
た「余り夢中になりすぎないでね?」
奏「気を付けまーす。」
ピシッと敬礼するとたまちゃんは笑顔でギュッとしてくれる。
私は甘やかされている自覚はあるが誰かに触れられると安心してしまいついついすり寄ってしまう。
た「あー可愛い!!もぅ、奏は何でこんなに可愛いの?変な人に付いてっちゃ駄目だよ!?」
千「変な人って君のことじゃあ無いの?」
孝「……セクハラ?」
た「黙らっしゃい!」
ピシャリと言い放つとたまちゃんは離れていく。
た「じゃあ先に行ってまーす!」
奏「はーい!」
ヒラヒラと二人に手を振り、さてと、っとカメラの準備をする。


