「倉本、寒くない?」 キスの後、星野くんはそう言った。 「さ、寒い...。」 「やっぱり。はい、これココア。吉井と一緒に買ってたの見た。」 見てたの?と一瞬思いつつ、 「ありがと。」 と言ってわたしはココアをひと口飲んだ。 そして、