「今日はこの間やったプリントの答えあわせをするぞー。じゃあまず一問目を…佐藤!」
そういって先生は生徒を順番に当てていく。
うわー…って事は私も当たるじゃん…
めんどくさいなぁ。
とか思っていると
「由衣、この問題の答えってさぁ…」
「わっ!!」
急に藤田君が後ろを振り向いてきたから つい驚いてしまう。
てか今日話すのってこれが最初じゃない?
「あー…やっぱ合ってる。サンキュ。」
自分の回答と私の回答を見比べて言う藤田君。
「え?…ちょ、私の答えあんまりあてにしたらダメだよ!間違ってるかもしれないし…」
「ん?」
そう言って私のプリントから目線を私に移した藤田君は何故か驚いた顔をしている。
な、なに…?
私の顔がどうかしたの…?


