☆★☆★☆★☆ 「すっかり寒くなってきたねー…」 紗季が体を震わせながら言う。 文化祭からは特にな~んにもなく 1週間が立った。 「ね、しかももう暗いし」 いつも通り部活が終わって 紗季と駅まで帰っている。 冬にさしかかっているからか、もう外は真っ暗だ。 …しかし…寒い… 私、この冬乗り切れるかな? そんなのんきなことを考えてた私に 衝撃が訪れる。 「…ねぇ由衣」 「ん?何?」