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「すっかり寒くなってきたねー…」


紗季が体を震わせながら言う。


文化祭からは特にな~んにもなく
1週間が立った。


「ね、しかももう暗いし」


いつも通り部活が終わって
紗季と駅まで帰っている。


冬にさしかかっているからか、もう外は真っ暗だ。


…しかし…寒い…


私、この冬乗り切れるかな?


そんなのんきなことを考えてた私に
衝撃が訪れる。



「…ねぇ由衣」



「ん?何?」