素直じゃないけど




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「メロン味1つくださーい」



「はいはーい。100円になりますっ」



「あ、私達はブルーハワイとイチゴで。」



今、私達は担当である かき氷の仕事をしている。



「全く…せっかく謝ったのに…」



「由衣…なんかあった!?」


会計の仕事をしていた紗季が不思議そうに聞いてくる。


そんなの、さっきの藤田君の態度に決まってんじゃん!
まぁ、にげてきちゃったけどさ。



とは言えず、「まぁ…ね」
と言葉を濁す。



「まぁ、怒りが原動力となって
氷をかくスピードは申し分ないから
いいんじゃない?」



「綾乃だって私と同じくらい速いじゃん!」


「うーん…そう?まぁ、ちょっとは腕に筋肉あるし。」


す、スポーツ万能だと、こういうとこまで特なのか…


ちょっと羨ましい…。