素直じゃないけど




って、ち、違う違う!



とりあえず仕事をしないと…!!



と思ったらまたもや藤田君に話しかけられ、作業は遮られた。



「てか、お前SNSとかやってねーの?」


はぁ?


あぁ、確かにそういうのあるね。

でもまぁ


「やってないけど。」


「はぁ?なんでだよ。それでも女子高生かよ。」


はぁ?って…それはこっちのセリフなんだけど!


え、なに?しかもバカにされた…?



「だって面倒だし…私にはそーゆーのいいや。メールあるし。」


悪かったですね、女子高生っぽくなくて。



「ふーん。じゃあアドレス教えろ。」


え、何でさ。とか思ったけど…特に断る理由も無いのでってことで教えることにした。



「授業中は携帯使うの禁止なのに…」



「いいんだよ!だって授業終わったら菊池の事だし忘れてるだろ。」



「ひ、ひどっ!…そこまでバカじゃないんだけどなぁ…」


「いいからさっさと送れ!」


こうして私は自分のプロフィールを無事に送った。


いや、かなり強引なところがある気がするけど。