「「ぎくっ」」


「………」


私の言葉は
どうやら…確信をつく一言だったらしく、2人はそう言って肩を震わせた。




「仕方ないなぁ…一枚書き直そっ」



「えっ?紗季書き直すの?
これくらいなら修正ペンでなんとかなるんじゃない?」



「あっ、…いいのいいの!」


そうして立ち上がる紗季。





そうなの?


めんどくさいのに…


いや、私が面倒くさがりなだけか…


確かに前も床に消しゴム落ちたときに
手で取るのが面倒だったから
めっちゃ頑張って足で取ろうとしてたんだよね…


藤田君に笑われたけど…くっ


でも結局拾ってくれたから
まぁ、許してあげたけど!?