「な、何だよいきなり//」


「ひっど!!人がせっかくお礼を言ったって言うのに。」


た、確かに言い方も可愛くないし、ぶっきらぼうで、自分でも素直じゃないなって思ったけど…



…そ、そんな怒鳴らなくても!


「い、言い方くらい、ちょっと大目にみてくれてもいーじゃん」


何だよって…ひどくないですか?



「言い方ぁ?」


「え、あんな無愛想で可愛くない言い方をしたから
怒ってんのじゃないの?」



「ちげーよ!!」



え?そうなの?



ったく…何なんだこいつは…
これだから男子は嫌いだ。
話しにもならない。


「あ、ごめん。
これから合奏だから音楽室行ってくる!」



とりあえず…逃げよう!


そう思うと、くるりと振り返り
音楽室へと急いだ。