「まぁまぁ落ち着いて。もっと楽しいこと考えよ!そうだ、もし由衣が勝ったらどうするの?」



「どうするって?」



「藤田、何でも聞いてくれるんでしょ?勝ったら。」



まぁ、何でも…は言い過ぎだけど…



うーん、でも…そうだなぁ…



「じゃあ購買のプリンでもおごってもらおうかな…」



「えぇ!?由衣、そんな事でいいの!?」



そんな事!?



「だってプリンって100円くらいじゃん!」



そうだけど…



「でも私の所持金、今23円しかないんだよね…しかも購買この教室から遠いし、行きたくないし。」



と私が言うと綾乃は明らかに呆れ顔に…



「はぁ…全く由衣ってば…」