ん?てか今この距離で思い出したんだけど…
私、昨日、藤田君に、キ、キス…
「わぁぁぁっ!!」
「うわっ何だよ急に」
衝動で私は藤田君の手を払ってしまった。
「と、とにかく、これだけ元気なら大丈夫でしょ!全く…心配して損した!」
「…心配してくれてんじゃん…」
「ん?何か言った!?」
藤田君の声が小さかったのと、自分の動揺で全く聞こえなかったから聞くと
「ばーか。」
「えぇ!?」
ばかって言った!?ばかって!
「何でもねーし。」
「あれ?でもちょっと顔が赤いような…熱あがったの?…ま、まぁ、これ以上近づかないけど!」
「だから何でもねーって!」