今日もいつもの電車。そして隣を歩くのは紗季。



違うのは…私の気持ち…



「おはよーっ!由衣、もう熱は平気なの?」



「うん!大丈夫だよ。ごめんね、心配掛けて。」







そういや紗季は、私が昨日藤田君に抱き抱えられて保健室まで連れていってくれたところを見てたんだよね…



うぅ…なんだか罪悪感…



でも私も藤田君のこと好きって自覚したんだから…
…譲ったらダメって綾乃にも言われたけど…